試験中の現実逃避、タナカ⇔カナタでございます。

ヤル気というものは無責任なもので、消えていってもなんら責任とってくれません。携帯で試験のヤマはったり、わかんないこと聞いたり聞かれたり。真面目に聞いてあげて「あら、いいひと」。前にもどこかで言われたような。
                                              



どうやら僕はいいひと属性であるらしい。
ただし、いいひと、という言葉なんてアテにならない。


「付き合おう」と言い出したのは彼女の方だった。
「一目見て、絶対いいひとだと思ったんだって!」

これも一目惚れというのだろうか。いいひとそうだから、といわれても喜んでいいのか分からない。暗そう、しつこそう、とか言われるよりはマシだと思う。

一応現在も付き合ってはいる。これでも3年は続いている。
ただし彼女は浮気している。彼女の親友のミキさんから伝えられた。正直、いま自分がどうすればいいのか分からない。ただ、浮気のことは知らないフリをしている。台所に立つ彼女をぼんやりと見つめながら、あの頭の中で色々一生懸命考えてるんだろな、と思う。最近妙に明るい、無理をしているのは僕からでも良くわかる。浮気の後ろめたさと、相手への思い、僕との3年間と罪悪感、その全てをグチャグチャにしたような、スクランブルエッグ。黄色の中に赤いケチャップが映える。最近の定番だ。

ミキさんは二人で良く相談して欲しい、といった。「タナカ君、いいひとだから大丈夫だよ」相談はしていない。知らないふりしていつも通りを演じている。僕は残酷だ。いいひとなんかじゃない。






本日の参考文献短編は『いいひと』です。定義なんてあいまいですが、言われて悪い気はしません。よく「いいひと止まり」とかいいますけど、いいひとと認知されるほうが難しいですよ、絶対。

なんか今日はクサイな。

や、別にいいことなんかないですよ。
むしろ……やっぱやめた。

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