無職聡明

2003年5月14日
こんな俺でもアガタさんには頭が上がらない。
黙ってれば身長175、髪の綺麗なスラリサラリとモデルみたいな人だが、恐ろしく口が悪いうえ説教好きで酒豪にして凶悪な酒乱。断っておくが同じ大学四年の女性だ。そんなアガタさん、片手に一升瓶。ほれ、土産だというやいなや、もう玄関に入りこんでいる。土産って言ってもアガタさんがほとんどを飲むことは目に見えてる。アガタさんが酒持ってうちに来る日は愚痴り酒が相場だ。まあ、座って下さいよ。アガタさんだけには敬語になってしまう俺いや僕。部屋をくぅるりと見回し、「ふん、相変わらずの万年床だな」「ほっといてくださいよ!」「なんであんたアタシと喋るときだけ敬語なわけ?」「特に意味は無い……でつ」と話してるうちにもう湯呑にポン酒なんざ、注いでいる。「これは日本酒といって米と麹を発行させたものだ、当然ながら飲むと酔う」アガタさんはあたりまえなことを言いながら、湯呑を俺のほうにさしだした。「アガタさん…また酒でなんかやらかしたんすか…」「…ああ」正直反応が暗い。アガタさんは湯呑に酒を注ぎなおした。(続く)

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