「…(前略)でね、朝1番で上司のところに行って、辞表をバーンとたたきつけたわけ。前からのストレスが一気に発散!ざまぁみろ、これで晴れて自由の身ってわけよ。」

とここまで一息で彼女は喋り終えて、目の前のアイスティーに手を伸ばした。

OK、ここでひとまず状況を整理しよう。

穏やかな土曜の午後、ランチタイムの終わった会社近くのカフェにて読書中。のんびりとする予定が、まさか隣の席で新入社員思しき若い女性が、2ヶ月も経たないうちに辞表を出した話を聞くことになるとは。まだ五月だというのに。しかし、何だアレ↑ドラマかよ!彼女の武勇伝はまだまだ続く。

「そしたらね、上司がね、隣の応接室につれてくのよ。そんなにアタシに残って欲しいのかしらね、ホホホ。なんて思ってたわけ。で、連れてかれて『社会人として、さっきの辞表の出し方はどうかと思う』よ?はぁ?なにそれ?アタシに残って欲しいんじゃないの?って感じで『君からは辞表を受け取れない』だって」

…グッジョブ、日本の社会人。

つうか、ツレの男よ。何が「感じ悪くない?」だ!適当なこと言ってるんじゃないよ。どうでもいいが、君の手首の手錠はオシャレなのかい?君は監禁でもされていたのかい?うん。確かにはやってるからね。

「で、結局辞めれず。あーあんな会社とっとと辞めたいのに!」

…僕は君の上司であることを即座に辞めたい。

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